top of page
中小路 萌美
コンセプト
身近な風景をきっかけに油彩画を制作。薄い層を何十層と重ねながら 色やかたちを分解・合体・回転させ再構成し「見えているけれどみえないもの」を表象しようとしている。
何気なく風景を見ていると、ふと目の前のものがよくわからないなにかにみえる瞬間がある。驚き、よく見ようとするがそれはもうみることはできず見知ったものになっている。
「なにか」は、一体何なのか。
いま自分が見ている世界はこれが本当に全てで正しいのか。 知覚していないだけで一瞬みた「なにか」がいるせかいがあるのではないかと考えてしまう。
それを見た時―見ることを意識せず無意識に全体を捉えているような時―まなざしは風景を通り越した向こう側を覗いているような気がする。「なにか」は知覚の周りに漂っているものなのかもしれない。
そんななにかが何かになる前の、ゆらゆらと曖昧なものを色やかたちで捉えようとしている。
プロフィール
1988 年兵庫県生まれ。
2013 年愛知県立芸術大学大学院美術研究科博士前期課程油画領域修了。
身近な風景をきっかけに油彩画を制作。
薄い層を何十層と重ねながら色やかたちを分解・合体・回転させ再構成し「見えているけれどみえないもの」を表象しようとしている。
近年の主な個展に「感覚の記憶」gallery N(愛知・2023年)、「中小路萌美展」数寄和(東京・2023年)、「まなざしのゆくえ」Oギャラリーeyes(大阪・2023年)など。
グループ展に「シェイプ!」Bunkamura Gallery 8/(東京・2023年)など。
bottom of page